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<仙台地裁切り付け>被告は保釈中 刃物5本所持

法廷で警察官2人が刺される事件が起きた仙台地裁前。顔や背中を切られた2人は救急車で搬送された=仙台地裁、午前11時5分ごろ

 16日午前10時15分ごろ、仙台市青葉区片平1丁目の仙台地裁で「人が切り付けられた」と職員から119番があった。宮城県警によると、被告の男が法廷で突然暴れ出し、取り押さえようとした男性警察官2人を刃物で攻撃した。2人は顔や背中などを負傷したが、命に別条はない。県警は殺人未遂の疑いで、山形市鉄砲町1丁目、コンビニ店員淀川聖司容疑者(30)を現行犯逮捕した。
 県警によると、負傷したのは刑事総務課の男性警部補(44)と県民安全対策課の男性警部補(42)。県警の公判担当者ら計3人で傍聴していた。2人は容疑者を取り押さえた際に顔や背中、脇腹などを切り付けられた。
 捜査関係者によると、淀川容疑者は保釈中で、上着とズボンのポケットに果物ナイフ3本、カッターナイフ2本を隠し、入廷したとみられる。仙台中央署の調べに黙秘しているという。
 地裁総務課によると、公判は16日午前10時、3階の306号法廷(傍聴定員20席)で開廷。淀川容疑者は県迷惑防止条例違反の罪で懲役1年の実刑判決を言い渡され、男性裁判官が理由を朗読中だった。入廷前の所持品検査はなく、刑務官は付き添っていなかった。傍聴席はほぼ満席だった。
 地裁の大善文男所長は「裁判所内でこのような事案が起き、誠に遺憾。再発防止に努める」との談話を出した。
 判決によると、淀川容疑者は1月20日、宮城野区のJR駅ホームで、女子高校生のスカート内に後ろからカメラ付き携帯電話を差し入れた。弁護人によると、公判では無罪を主張していた。
 事件発生時、小学生約20人が1階の法廷見学に訪れていたが職員が避難誘導し、大きな混乱はなかった。


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2017年06月17日土曜日


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