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フードバンク在庫不足 食料品提供呼び掛け

在庫を調べるふうどばんく東北のスタッフ。生活困窮世帯に提供する食料品が不足している

 生活困窮世帯へ食料品を提供する富谷市のNPO法人ふうどばんく東北AGAIN(あがいん)が在庫不足に苦慮している。提供要請が相次ぐ生活保護費の支給日前は他団体から融通してもらい、何とかしのいでいるのが現状。特におかずの缶詰やレトルト食品、赤ちゃん用の粉ミルクが慢性的に足りず、市民や企業に支援を呼び掛けている。
 ふうどばんく東北には企業から、災害用備蓄の入れ替えに伴い食料品が不定期に寄贈されることが多い。このためアルファ米や水は比較的集まりやすい。
 ただ、定期的に食料品を寄付してくれる企業は1社だけ。生活保護費支給日前には支援要請が集中し、在庫不足となることもしばしばだ。今月は名古屋市のNPOに、レトルト食品のカレー300食とスープ4000食を送ってもらった。
 ふうどばんく東北は、2008年設立された東北初のフードバンク団体。16年度は約800件、延べ約2000人に食料品を提供した。生活困窮者だけでなく子ども食堂や学習支援グループ、東日本大震災の被災者が集まるお茶飲み会にも食料品を届け、支援先は増加する一方だという。
 ホームレスに炊き出しを行っている仙台市青葉区のNPO法人萌友スタッフの芳賀隆太朗さんは「小さな組織で、財政状況は常に厳しい。ふうどばんく東北からの食料品提供はとてもありがたい」と語る。
 ふうどばんく東北は余剰になった食料品を募る「フードドライブ」を24、25日の午前10時半〜午後5時に青葉区の勾当台公園で開催する。スタッフの小椋亘さんは「家庭で眠っている食品や店頭に出せない商品があれば寄付してほしい」と話す。
 受け付けるのは賞味期限まで1カ月以上ある食料品や飲料。郵送も可能で、送料はふうどばんく東北が負担する。近郊であればスタッフが出向く。連絡先はふうどばんく東北022(779)7150。


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2017年06月19日月曜日


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