宮城のニュース

<エコラの日々>キャンドルナイト

絵・木下亜梨沙

 6月は環境月間です。環境問題の解決を目指し、自治体や企業、団体、個人がイベントや啓発を行います。
 その一つに「100万人のキャンドルナイト」があります。夏至と冬至を中心にした期間の夜の8〜10時に照明を消して、キャンドル(ろうそく)の明かりで過ごそうというスローライフ運動です。
 2001年、アメリカのエネルギー政策に反対したカナダから全世界に広まり、日本では2002年から始められました。ろうそくを囲み緩やかな時間を過ごし、人と人とのつながりの大切さや、省エネ・地球温暖化など周りの環境にも目を向けてみようというものです。
 各地の観光名所で消灯するライトダウンや、キャンドルを並べて環境保全や世界平和、復興を祈るイベントが開催されます。個人でも、家の中のテレビや照明を消して家族みんなが一つ部屋でろうそくを囲んで話をしたり、普段の忙しさから解き放たれてホッとする時間にしたりするのもよいでしょう。この夏の省エネの工夫を考えてみるのもいいかもしれません。
 わが家では夏に向けてアマチャヅルを伸ばしています。雑草ですが、ここ数年来夏のグリーンカーテンとして重宝しています。一般的にはアサガオやゴーヤーなど花や実を楽しむものが人気ですが、日当たりが悪いためそれらは諦めています。しかし夏の西日は厳しく、半日陰でも勢いよく伸びるアマチャヅルはわが家向きです。今年は朝日も避けられるように東側にも伸ばしたいと思っています。
 ところで、5月下旬に「地球の気温は2300年までに、産業革命以前の水準に比べて平均8度上昇する」というカナダの学者の論文が報じられました。約300年後には温暖化により地球上での人類生存が危ぶまれるという、現実味を感じさせるニュースでした。温暖化は緩やかになったという情報に明るい兆しを感じていたので、虚を突かれた感じです。
 さらに、今月1日に米大統領の「パリ協定を離脱する」という表明が飛び込んできました。地球温暖化対策への大きな逆行に怖さを感じます。
 この二つの報をどうとらえ、行動したらよいのか真剣に考える時なのではないでしょうか。今年のキャンドルナイトには夜空を見上げ気持ちを落ち着かせて、地球のこと、これからのことを考えたいと思います。夏至は今月21日です。(ACT53仙台・岡 菜実)


2017年06月19日月曜日


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