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<復興マラソン>選手力走 声援が後押し

横断幕を掲げランナーに声援を送る地元住民ら

 東日本大震災で被災した石巻市で18日開かれた第3回いしのまき復興マラソン。沿道には地元住民らが集まり、出場者たちに熱い声援を送った。
 5キロ折り返し付近では、南境東部行政区の住民ら約30人が「頑張ってけらいん」と書かれた横断幕を掲げ、選手を激励した。
 3月まで区長を務めた自営業佐々木文雄さん(69)は「震災後は地域の行事が減り、コミュニティー形成がより難しくなった。マラソンはつながりをつくる良い契機になる」と語る。
 同市水明町の無職佐々木秀雄さん(78)は、沖縄県在住の長女の応援に駆け付けた。かつては自身もランナーとして県内外の大会で度々入賞したが、震災後はマラソンから遠ざかっている。「応援していると自分も走りたくなる。約6年分のブランクを取り戻し、来年は出場を目指したい」と意気込んだ。
 大会には、被災地支援に取り組む企業の社員も参加。ソフトバンクCSR統括部の池田昌人統括部長(42)は「温かい声援のおかげでハイペースで走り続けられた。被災地を応援するつもりだったが、こちらが励まされた」と感謝した。
 石巻市の友好都市、中国・温州市からも2人がハーフマラソンに出場。張秀聴さん(47)は「中国では石巻の報道はほとんどないが、復興が進んでいると感じた」と話し、呉建さん(45)は「環境が良く、景色を楽しみながら走ることができた」と喜んでいた。


2017年06月19日月曜日


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