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<東北高校サッカー>きょう決勝

尚志−仙台育英 後半4分、相手DFと競り合う尚志・千葉(右)
明成−酒田南、後半33分、明成・武田(10)がヘディングシュートを決めて6点目を奪い、7−1と差を広げる

 第3日の18日、男女とも盛岡市のいわぎんスタジアムで準決勝があり、男子は尚志(福島1)と青森山田(青森1)、女子は明成(宮城)と桜の聖母学院(福島)がそれぞれ決勝に進んだ。女子2校は今夏の全国高校総体(南東北インターハイ)の出場権を獲得した。
 最終日の19日は同市の岩手県営運動公園陸上競技場で午前10時30分から女子決勝、午後1時から男子決勝が行われる。

■男子

◎尚志執念延長制す

 ▽男子準決勝(いわぎんスタジアムA)

尚志(福島1) 2/0−0/1 仙台育英(宮城1)
          1−1
          延 長
          1−0
          0−0
▽得点者【尚】十鳥、千葉【仙】志村

 【評】尚志が接戦を制した。0−1の後半28分、千葉のパスを受けた十鳥のゴールで同点。延長前半7分にCKからのこぼれ球を千葉が決めて勝ち越した。仙台育英は志村が先制したが、その後はゴールが遠かった。

<千葉「必ず決めたかった」>
 尚志の千葉主将が2得点に絡む活躍でチームを初の決勝進出に導いた。1点を追う後半28分はスルーパスで十鳥の同点弾をアシスト。延長前半7分はCKのこぼれ球をボレーで押し込んだ。「必ず決めたかった」と強い気持ちで決定機をものにした。
 決勝で当たる青森山田には4月のプリンスリーグ東北で1−4と大敗。千葉は「先制して泥くさく守り抜きたい」と意気込んだ。

◎青森山田逆転勝ち

 ▽男子準決勝(いわぎんスタジアムA)

青森山田(青森1) 2/2−1/1 遠野(岩手1)
            0−0
▽得点者【青】三国、東城【遠】高原

 【評】青森山田が逆転勝ち。0−1の前半17分、三国がFKを頭で合わせて同点とし、3分後には東城が右サイドを崩して勝ち越し点を奪った。遠野は後半24分の相手選手の退場による数的優位を生かせなかった。

<東城、冷静に決勝弾>
 青森山田が2年ぶりの決勝進出。決勝ゴールを決めた東城は「ボールを浮かせず、しっかりシュートが打てた」と喜ぶ。
 冷静だった。1−1の前半20分、敵陣右サイドで相手DFからボールをカットし、そのままペナルティーエリアへ。GKの動きを読んでゴールにたたき込んだ。「(GKと)1対1の場面でも落ち着いていた」と振り返る。
 昨年は初戦敗退で4連覇を阻まれた。王座奪還に向けて「青森山田の誇りを持って戦う」と燃えている。

■女子

◎明成大勝7ゴール

 ▽女子準決勝(いわぎんスタジアムB)

明成(宮城) 7/3−0/1 酒田南(山形)
         4−1
▽得点者【明】武田6、石田【酒】岡崎

<速攻機能、エース武田が6得点>
 明成が7ゴールの大勝で初のインターハイ出場を決めた。高い位置のプレスでボールを奪い、相手DFラインの裏を突く速攻が機能。6得点とゴールを量産した1トップの武田は「勝ちたい気持ちを強く出せた」と笑顔で振り返る。
 攻守の素早い切り替えは、なでしこリーグ新潟の元選手で、昨年同校に就任した落合監督が指導。指揮官は「速さがある武田はうちのコンセプトに当てはまる」と信頼を寄せる。 能代市出身の武田は「(宮城の強豪の)常盤木学園と聖和学園を倒す」と明成を進路に選ぶほど負けん気が強い。決勝進出にも「まだ通過点」と初の頂点を見据える。

◎桜の聖母学院圧倒

 ▽女子準決勝(いわぎんスタジアムB)

桜の聖母学院(福島) 4/2−0/0 千葉学園(青森)
             2−0
▽得点者【桜】黒津、小野寺2、鈴木

<小野寺、2戦連続2ゴール>
 桜の聖母学院の小野寺が2戦連続で2ゴール。前半29分、後半21分ともスピードを生かして左サイドを攻め上がった。「(相手DFラインの)裏に飛び出すタイミングが練習通りにできた」と納得の表情だ。
 今月初旬の試合で右足首を捻挫し、12日に練習を再開したばかり。それでも「得点を決めたい」と出場を決断。フル出場して2年連続の決勝進出に貢献した。
 昨年の決勝では常盤木学園(宮城)に大敗した。悔しさを知る2年生は「足は大丈夫。絶対に優勝したい」と燃える。

◎男子決勝展望/両チーム高い攻撃力持ち味

 男子決勝は初優勝を狙う尚志(福島1)と2年ぶり9度目の頂点を目指す青森山田(青森1)が対戦する。準決勝まで3戦で尚志は計11得点、青森山田は計9得点で失点はともに1。両チームとも攻撃力が高く、激しい攻防が予想される。
 尚志はパスワークで相手守備を崩すのが持ち味。サイドチェンジも用いて大きな展開で揺さぶる。攻撃的MFの千葉主将はチーム最多の3得点と好調で、1トップの小松崎も2得点で続く。
 青森山田は速攻が主体。高い位置からのプレスでボールを奪い、少ない手数で得点を重ねる。田中は2列目からの攻撃参加で3得点。1トップの額川も2得点と決定力がある。
 今季の公式戦の直接対決は1勝1敗。1月の東北新人大会決勝は尚志が1−0、4月のプリンスリーグ東北では青森山田が4−1で勝っている。


2017年06月19日月曜日


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