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津波注意報で即避難指示 塩釜市がマップ配布

塩釜市が作製した津波避難マップ

 宮城県塩釜市は「津波避難マップ」を作製し、市内全戸2万2000世帯に配布した。内閣府の指針に沿い、東日本大震災の津波浸水地域は津波注意報の段階から避難指示を出すことにし、対象エリアを示した。沿岸部は防潮堤が完成していないため危険性が高いと判断した。
 津波注意報発令時の避難対象地域の面積は約410ヘクタールで市域の約24%。大震災の津波浸水地域に当たり、避難マップでは赤で囲んだ。推計人口は9940。
 浸水地域以外でも、標高5メートル未満の場所は津波警報・大津波警報発令時に避難指示を出すことにし、マップでは黄で囲んだ。赤と黄を合わせると約662ヘクタールで市域の40%弱、推計人口は1万2983に上る。
 津波注意報が発令された場合、従来は注意喚起にとどめていた。昨年11月に発生した福島県沖を震源とする地震では津波警報が出たのにもかかわらず、実際に避難したのは500人程度。注意報で避難指示を出すことで、どれだけの住民が避難行動を取るのかは未知数で、周知が課題だ。
 佐藤昭市長は「海岸近くの住民はどのような津波であれ、一刻も早く避難することが必要だ」と強調する。防潮堤が完成すれば、運用を見直す。
 マップの大きさはA1判で、折り畳むとA4になる。指定避難所や津波避難ビルの場所と、避難路などを記した。


2017年06月20日火曜日


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