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<CSR勉強会>女子トーク 堅いテーマ楽しく

「CSR48」のブログの表紙。化粧品会社の広告を意識したという
CSRの「C」の文字で決めポーズを取る「CSR48」のメンバー。前列左から2番目が太田さん=東京都内

 企業が社会課題に向き合うCSR(企業の社会的責任)活動は、地域や市民とのパートナーシップが欠かせない。CSRへの理解を深めてもらい、連携し、より良い社会の実現を目指す。全国各地で多彩な勉強会が開かれている。(「被災地と企業」取材班)

◎CSR48

 「CSR48」。首都圏の企業のCSR部門に籍を置く女性社員たちが作る勉強会だ。人気アイドルグループの名前をもじり、堅い印象のあるテーマを楽しみながら学び合う。
 5月下旬の東京都内。勤務を終えたメンバー8人が集まった。この日の話題は「ESG投資」。環境、社会、企業統治を考慮した投資が広がる現状を学んだ。終了後は食事会に移り、盛り上がった。
 2012年に設立し、現在の会員は約70人。菓子製造、情報通信技術サービス、住宅機器メーカーなど勤務先は多彩だ。数カ月ごとに勉強会を開くほか、誰でも参加できる公開講習会「握手会」を年1回開く。
 「2代目総監督」を14年から務めるリコージャパン(東京)の太田康子さん(42)は「CSRの範囲は幅広く、ホットな話題がどんどん変わる。会社の枠を超えた横のつながりを通し、CSRを多くの人に発信したい」と意気込む。
 PR活動の一つが卓上カレンダーの製作。17年度分は2月、メンバー数人がモデルとなり、原宿や代々木公園で撮影した。全100冊を作り、完売した。
 一昨年加入したファーストリテイリングの幸(ゆき)あかりさん(30)は「同じ志を持つ他社の人と会うのは刺激になる」と目を輝かせる。
 最近はセミナーなどで企業の「おじさまたち」から「やっと会えました」と声を掛けられることもあるという。行政の催しに招かれるなど対外的にCSRを発信する役割が増えている。


2017年06月20日火曜日


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