宮城のニュース

段ブロック 椅子や教材、避難所備品も作れます

ロンドンのタワーブリッジの模型を段ブロックで組み立てる佐藤社長(右)とインターン生の渡辺さん=塩釜市の佐貞商店

 宮城県塩釜市の段ボール箱製造・販売「佐貞商店」は、段ボールで箱を作り、組み立てる玩具「段ブロック」を開発した。アイデア次第で建物や乗り物の模型、椅子やベッドなど「何でも作れる」と佐藤亘社長(51)。教材や避難所備品など用途は広がりそうで、当面はイベントやワークショップで活用する。一般向けの販売も検討する。
 段ブロックは縦11センチ、横22センチ、高さ6センチの直方体が標準サイズ。立方体と三角柱の大小を含めて大きさは4種類ある。平らな段ボールの状態から数十秒で組み立てられる。突起部分を別のブロックの穴に差し込んで組み合わせる。
 ブロックの組み方次第で大きさや形は自由自在。塩釜市で4月にあった市民まつりのブースで披露すると、子どもたちが夢中になって遊んだ。塩釜商工会議所の玄関に一時、人の背丈ほどの五重塔を置いたところ、評判を呼んだ。
 既に学校教材として採用され、避難所の間仕切りにも使えないか、行政関係者と検討している。催事やワークショップには、インターン生の宮城学院女子大3年渡辺琴音さん(20)をインストラクターとして派遣して組み立て方を教える。
 佐貞商店は1950年創業。魚や水産加工品を入れる木箱の製造からスタートし、現在は各種段ボール箱を扱う。
 佐藤社長の娘が通っていた幼稚園で、園児が段ボールを切ったり、貼ったりして遊んでいるのを見たことが、段ブロックを作るきっかけになった。幼稚園の保護者同士だった佐藤一永東北大大学院工学研究科准教授とアイデアを出し合い、開発した。
 佐藤社長は「段ブロックを通して、親子、家族、学校、地域で絆を強める場をつくりたい」と話す。連絡先は022(365)3391。同社のホームページでも製品を紹介している。


関連ページ: 宮城 経済

2017年06月21日水曜日


先頭に戻る