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<こけし喫茶>木工軸に魅力発信

「地域の内と外の人が交流する場にしたい」と話す加賀さん

 宮城県大崎市鳴子温泉川渡地区で、こけし雑貨販売の「準喫茶カガモク」が24日、開店する。店主は木工職人の加賀浩嗣さん(41)。2年前、妻の道さん(36)の実家がある同地区に移り住み、ほぼ自力で念願の独立店舗を構えた。「伝統型とは違うこけしの魅力を発信し、町を元気にしたい」と話す。
 店は温泉旅館が並ぶ通りに立つ。木造平屋約40平方メートルで、焼き杉板の黒い外壁が目を引く。計18席あり、畳の小上がりも用意した。柱とはりの継ぎ目など店内の至る所にこけし雑貨がちりばめられている。
 自家焙煎(ばいせん)コーヒー、近くの豆腐店から出るおからを使った「こけしドーナツ」などを提供。こけしをモチーフとしたスプーンや箸、おもちゃの車といった作品を展示販売する。木工体験教室を開く計画もある。
 加賀さんは大阪府出身。短大卒業後は理学療法士になったが、2010年の結婚を機に趣味だった木工に本格的に取り組んだ。鳴子のこけしの魅力や、子ども2人を育てる環境の良さに引かれ、15年6月に東京から移住した。
 こけし雑貨は卸したり、道さんの実家の日用品店「カガ屋」の一角で販売したりしてきたが、昨年9月、自店の建設を決意。基礎部分などを除く工事の多くを自ら手掛け、約9カ月かけて完成させた。
 加賀さんは「鳴子は食べ物、エネルギー、自然どれをとっても豊か。住民や旅行者が地域の価値に気付き、まちづくりを話し合う拠点にしたい」と思い描く。
 営業は金土日曜。不定休。午前10時〜午後4時。連絡先はカガ屋0229(84)7002。


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2017年06月22日木曜日


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