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<チャレンジデー>秋田 やる気ナンバー1

チャレンジデーの催しで体を動かす児童ら=5月31日、鹿角市(県体協提供)

 1日15分以上、体を動かした人数を同規模の市区町村間で競う「チャレンジデー」が5月31日にあり、秋田県は25市町村全てが参加した。全市町村が参加した都道府県は秋田だけで、しかも3年連続。秋田が熱心な背景には、参加を働き掛ける地道な取り組みに加え、健康寿命日本一を目指す県の施策と合致していることがあるようだ。

 秋田は今年、延べ62万7205人が参加。東北6県の参加状況は表の通りで、人数、市町村数とも突出している。全国で見ても同様で、秋田に次いで参加率が高かった神奈川県は33市町村のうち10市町。全市町村が不参加だったのは12府県あった。
 秋田が熱心な理由を、主催する笹川スポーツ財団の担当者は「県体育協会の呼び掛けが功を奏した」とみる。県体協職員が不参加の役場に出向き、健康面などの利点を説いた。県体協の久米克弥事業課長代理は「高齢者が多く、運動の場所や機会を求めるニーズにも応えられる」と説明する。
 笹川スポーツ財団理事長を今月14日付で退任した小野清子さん(81)の存在を挙げる関係者もいる。
 1964年東京五輪の体操銅メダリストで参院議員などを務めた小野さんは秋田市出身。体育界の重鎮でもある。小野さんが古里秋田の自治体に参加を呼び掛けたことで全市町村が参加することになったという。
 幅広い世代が体を動かすチャレンジデーは、日常生活を支障なく送ることができる健康寿命日本一を目指す県の方針にも沿う。2013年の秋田県の平均健康寿命は男性70.71歳(全国71.19歳)、女性75.43歳(同74.21歳)と、特に男性で低い傾向がある。
 県スポーツ振興課の担当者は「全市町村が一斉に実施し体を動かすことが健康で長生きすることにもつながることを、今後もアピールしていきたい」と話す。

[チャレンジデー]笹川スポーツ財団が主催し、1993年に始まった。開催日は毎年5月の最終水曜日で、運動のほか、通学や通勤、家事で体を15分以上動かした人数を市区町村単位で集計する。今年は全国1741市区町村のうち、35都道県の128市区町村が参加した。


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2017年06月22日木曜日


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