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<にゃんとワンポイント>普段から慣れさせて

キャリーケースの中で落ち着く猫。災害時に備え、普段から慣れさせておくことが重要だ=仙台市青葉区、仙台総合ペット専門学校

◎猫とキャリーケース

 「キャリーケースに慣れさせること」。猫が安心して暮らすための大切なしつけの一つです。
 普段の生活の中でケースの出番といえば、動物病院へ行くときです。猫にとって病院は「痛いことをされる場所」です。キャリーケース=病院(恐怖の対象)と即座に連想してしまいます。ですから目にした途端、一目散に逃げてしまい、捕まえられないという話を飼い主さんからよく聞きます。
 このような時には、ケースを持ち出す前に、洗濯ネットなどの「猫袋」にあらかじめ入れてから収容すると、幾分安心するようです。
 環境省は、東日本大震災の教訓から、「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」を示し、ペット同行避難を推奨しています。
 ペットと避難をする際に一番困るのは、他の人への配慮ではないでしょうか。避難所では動物が苦手な人、アレルギー体質の人もいますので、猫をケースに入れた状態での飼育が求められています。
 そこで、災害時、避難時の対策として普段からケースに慣らしておくことが重要になります。猫にケースが「恐怖の対象」ではなく、「安心できる場所」だと認識を改めてもらうことが大切なのです。
 まず、ケースのふたを開け、猫の行動範囲内に置いておきます。最初は警戒心から近づこうとしないかもしれません。ケース内に好物や愛用の毛布などを入れたり、猫用フェロモン製剤を使ったりして、徐々に警戒心が薄れていきます。現在使用中のケースに強い嫌悪感を抱いている場合は、新品を購入し、慣れさせた方がよいこともあります。
 愛猫の命を守れるのは飼い主さんだけです。災害時を想定し、今から備えておきましょう。
(専門学校講師・獣医師 成沢千香)


2017年06月23日金曜日


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