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<北海道新幹線開業>東北もインバウンド増

青函トンネルを抜け、青森県側に姿を現した北海道新幹線「はやぶさ22号」。対岸は北海道=2016年3月26日、青森県今別町

 新青森−新函館北斗間を結ぶ北海道新幹線が2016年3月26日、開業した。1973年の整備計画決定から43年を経て、北海道から九州まで新幹線でつながった。
 津軽海峡を隔て隣接する東北と北海道が経済、文化両面で交流が深まり、一体化する可能性も秘める。開業からおよそ1年3カ月たち、効果が現れている。
 訪日外国人旅行者(インバウンド)が他地域より圧倒的に少なかった東北に対し、北海道は東京、関西と並ぶ人気観光地。開業した新幹線に乗って北海道を目指すインバウンドが行き帰りの途中、東北にも立ち寄るようになった。
 東北運輸局が発表した今年1〜3月の東北の外国人宿泊者数は、延べ20万2780人で前年同期に比べ58%増えた。全国では3%増にとどまり、伸び率が際立った。
 東北運輸局や東北各県の担当者は、最大の要因として北海道新幹線効果を指摘する。10年の1〜3月と比べた場合、北海道に近い青森の伸び率が221%と東北で最も高いことも裏付けとなる。
 今年4月29日からの大型連休では、東北から北海道を訪れる旅行客が増えた。
 仙台市の旅行会社では今年、新幹線で結ばれている函館に代わって札幌の人気が高く、前年比2倍となった。前年に新幹線で函館を訪れた客が北海道のファンとなり、今年は飛行機を使って札幌に足を延ばしたケースが多いという。
 新函館北斗−札幌間の開業は30年度末の予定。東北経済連合会と北海道経済連合会のアンケートによると、新函館北斗までの開業が会員企業に与えた影響がプラスだったとする回答は24.8%だったが、札幌まで開業された場合は38.3%に上昇する。早期延伸へ期待が高まっている。


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2017年06月23日金曜日


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