福島のニュース

<除染水増し請求>宿泊費 平均の倍以上

 東京電力福島第1原発事故の除染事業を巡り、建設会社の安藤ハザマが作業員宿泊費の領収書を改ざんするなどした問題で、いわき市の事業で水増しした単価の1泊7500円は、宿泊費全体の単純平均(3500円)の倍以上の水準だったことが23日、河北新報社の情報公開請求に対する市の開示資料で分かった。
 当時は国の特例により、作業員を全国から集めたことで生じる宿泊費などを作業終了後、実費ベースで精算できる仕組みだった。請求された7500円の妥当性をどう判断したかについて、市除染対策課は「調査中」と説明している。
 安藤ハザマが市に提出した資料によると、水増しを指示した業者を含む1次下請け7社などの宿泊費総計を延べ作業員数で割った平均は約3500円。旅館や民宿の宿泊料だけでなく、借り上げたアパートの家賃なども含まれていて単純に比較できないものの、7500円は最高水準だった。
 安藤ハザマの調査では、社員が下請け業者1社に指示して1泊5000円の宿泊単価を7500円に、作業員約1万1000人を約1万5000人に水増ししたとされる。宿舎は、下請け業者の子会社が運営していた。


2017年06月24日土曜日


先頭に戻る