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震災と原発事故…再生する浜の漁師 映画に

映画「新地町の漁師たち」で小野さんが漁船に乗って登場する一場面

 東日本大震災と東京電力福島第1原発事故に直面した福島県新地町の漁師を追ったドキュメンタリー映画「新地町の漁師たち」(89分)が7月1〜7日、福島市のフォーラム福島で上映される。東北の劇場では初の公開となる。

 東京出身の山田徹監督(33)が2011年6月から約3年半、津波被害を受けるなどした新地町に通って撮影した。
 漁は原発事故で操業自粛に。撮影開始から2年間、漁師は週2〜3回のがれき撤去と魚の放射性物質濃度調査しか行えず、浜に復興の気配はなかった。
 13年3月、コウナゴの試験操業が始まると、漁師の表情が生き生きとする。一方、第1原発の汚染水対策「地下水バイパス計画」を巡る東電との交渉では怒りが膨らんだ。
 山田監督は「漁師の仕事に対する思いを伝えようと、カメラを回した。さまざまな迷いを抱える若い人に見てほしい」と語る。
 上映初日は山田監督や漁師の小野春雄さん、福島市の詩人和合亮一さんが舞台あいさつする。福島市のコラッセふくしまでは新地町の女性が「浜の母ちゃん食堂」を設け、ホッキ飯やシラウオの吸い物などの定食を限定販売する。
 1〜4日は午前11時40分、5〜7日は午後7時から。前売りの特別鑑賞券1100円、当日一般1700円。連絡先はフォーラム福島024(533)1717。東京のポレポレ東中野でも同期間上映される。


2017年06月25日日曜日


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