宮城のニュース

<土木遺産>水環境の歴史振り返る

土木遺産認定のれんが下水道、四ツ谷用水について話し合ったフォーラム

 仙台市青葉区の「れんが下水道」と「四ツ谷用水」が土木学会の選奨土木遺産に認定された記念のフォーラムが25日、青葉区の市市民活動サポートセンターであった。れんが下水道は2010年度、四ツ谷用水は16年度に認定された。
 土木学会東北支部選考委員会の後藤光亀氏が経過報告。東北工大名誉教授の江成敬次郎氏が基調講演し、用水路や下水道の歴史と土木技術の変遷を解説した。
 パネル討論では、仙台・水の文化史研究会の柴田尚会長が長町−利府線断層帯の活動で地盤が隆起し、江戸時代の青葉区五橋周辺など市中心部には地下にくぼ地があり、地下水がダムのようにたまっていた可能性を指摘した。
 柴田氏は「江戸期の仙台城下は湧水がたくさんあった。仙台藩祖・伊達政宗は豊富な地下資源を見抜き、ここを城下町にしたのではないか。城下を巡った四ツ谷用水は地下水を補給した一つだった」と説明した。
 仙台市下水道計画課の仲道雅大係長は、昨年11月にオープンしたれんが下水道の見学施設を紹介。「観光客や子どもの来場が比較的多い。観光資源や教育教材として、今後さらなる活用を図りたい」と強調した。


関連ページ: 宮城 社会

2017年06月26日月曜日


先頭に戻る