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<楽天>岸6勝目 尻上がり8回8奪三振

8回無失点で6勝目を挙げた楽天・岸=札幌ドーム

 東北楽天の岸は高い修正能力を発揮し、8回無失点で6勝目を挙げた。一〜三回は先頭打者の出塁を許す不安定な投球。そこから立て直すのが、通算100勝以上の実績を持つ投手の証しだろう。梨田監督は「ピンチもあった中で、しっかり抑えた」とたたえた。
 3点リードの三回2死満塁で、岸は瞬間的に「やってしまった」と青ざめた。制球を誤ったカーブが高めに行き、レアードの当たりは中堅への大飛球に。島内の好捕でピンチは切り抜けたが、ベンチに戻ると周囲の助言に耳を傾け、投げ方のバランスや球離れなど、感覚的な微調整を試みた。
 天才肌の右腕らしく「具体的に何が良かったのかは分からない。でも中盤から最後にかけて調子が上がった」と柔和な口ぶりで話す。口調とは対照的に、六回無死二塁からの脱し方は圧巻だった。中田、レアード、松本に対し、直球でぐいぐい押しまくる力の投球を見せ、空振り三振、二飛、空振り三振に打ち取った。
 今季11度の先発で6勝2敗。全試合で3失点以上せずに6回以上を投げてきたのはチームで岸だけだ。八回、ともに西武に在籍した2010年以来のバッテリーを組んだ細川の言葉が象徴的。「受けていて不安を覚えさせない。いつも通りのいい投球だった」。好投を普通と思わせる存在感を岸が漂わせている。(金野正之)


2017年06月26日月曜日


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