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<エゾイシカゲガイ>高級すしネタ 出荷始まる

出荷が始まったエゾイシカゲガイ=2017年6月25日、岩手県陸前高田市

 岩手県陸前高田市の広田湾特産「エゾイシカゲガイ」の今シーズンの出荷作業が25日、始まった。産業ベースで養殖するのは全国で唯一だという。秋までに過去最高の70トンの出荷を見込む。
 広田湾で採った稚貝を約2年半育て、幅5.5センチ以上の貝を出荷する。この日は約1.5トンを築地市場などに送った。漁業者は水揚げした貝を洗ったり、大きさを測ったりと作業に励んだ。
 エゾイシカゲガイの身はうま味や甘味があり、高級すしネタなどに利用される。東日本大震災で養殖施設は全壊したが、2014年に出荷を再開。現在、13人が生産する。
 広田湾漁協は今後、「広田湾産イシカゲ貝」の名称でブランド化し、年100トンの出荷を目指す。生産規模を拡大したり、ホタテ養殖をやめて専業で取り組んだりする漁師もいるという。
 地元生産組合長の熊谷信弘さん(61)は「国の復興補助事業が昨年度で終わった。稚貝の量が安定しない課題があるが、これからが勝負」と意気込む。


2017年06月26日月曜日


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