秋田のニュース

<ほっとタイム>笑顔励みに心込めて

まんじゅうなどの菓子が並ぶ店内に立つ高さん

◎秋田の和菓子店が創業50周年

 どら焼きに水ようかん、ショートケーキ。50平方メートルほどの店舗に約200種類の和洋菓子が並び、甘い匂いが客を迎える。
 秋田市旭南1丁目の菓子店「旭南高砂堂」が、1967年の創業から半世紀を迎えた。客の8割は地元の常連。2代目の社長塚本高さん(59)は「地域に受け入れられ、愛されてきたおかげ」と感謝する。
 市内の老舗菓子店「高砂堂本店」の三男で父の三郎さん(88)が独立して開業した。三郎さんの長男の高さんは東京の大学を出て就職後「店がなくなると困る人がいる」と和菓子店で修業してから帰郷。28歳で跡を継いだ。
 今は、コンビニエンスストアに行けば菓子が簡単に手に入る。50年代に600以上あった秋田県内の菓子店は200に減った。
 高さんは店の先行きを案じつつ、「出来たてのおいしさや、作った人の顔が分かる安心感は『街のお菓子屋』だからこそ伝えることができる」と力を込める。
 「おいしかったから、また来たよ」。客の笑顔を励みに、今日も一つ一つの菓子に心を込める。(秋田総局・藤井かをり)


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2017年06月26日月曜日


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