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<E番アナの応援席>セからの移籍組/交流戦で古巣に恩返し

菅生 翔平

 交流戦が終わり、東北楽天はパ・リーグのチームとの戦いを再開しました。交流戦での貯金は二つでしたが、巨人の菅野智之投手を打ち崩した初戦、則本昂大投手が達成したプロ野球新記録の8試合連続2桁奪三振や藤平尚真投手のデビュー戦好投など、印象的なシーンが多くありました。
 そして、もう一つの楽しみが、セ・リーグの球団から移籍してきた選手の活躍です。セ・リーグの球団と対戦できる年に一度のチャンス。育ててもらった恩を返すために、何としても活躍する姿を見せたいところでしょう。
 今月7日のDeNA戦では、福山博之投手が古巣相手に登板。ゴロを持ち前の身体能力で見事にさばき、1回を三者凡退に抑えました。翌日の練習前、DeNAベンチにあいさつに行った福山投手。普段はグラウンドでなかなか見せない表情で談笑していました。福山投手は「裏方の人とは楽しくしゃべりますけど、選手にはあんな顔は見せません」と、対戦相手という意識が勝るという話をしていました。
 同じくDeNAに在籍していたのが、藤田一也内野手。あいさつに必ず行く相手はラミレス監督で「一年でも長く現役を続けるように」と毎年言われるそうです。「チームメートとしては、少ししか一緒にやっていないと思うけど」とのこと。調べたところ、一緒にいたのは、藤田選手がトレードで東北楽天に移籍してきた2012年の約5カ月間(2月〜6月下旬)だけです。
 ラミレス監督は藤田選手に関して「試合に対する準備、リーダーシップ。短い期間だったけど、それを見抜くのは簡単だったよ。だから、トレードにはとても驚いた。とてもスマートなプレーヤーだし、守備がいいから、中日の荒木のように40歳を超えてもプレーしてほしい」と語ってくれました。
 「ベリーユニークで特別なプレーヤー。あんな選手はなかなかいない。自分のチームに欲しい人材。グッドプレーヤー、グッドパーソンだね」とラミレス監督。移籍先で結果を残し、野球を長く続けられる選手は一握り。そんな中で、移籍後に惜しまれるような活躍をしている選手が東北楽天にいるというのは、とても誇らしいことです。(東北放送アナウンサー)


2017年06月27日火曜日


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