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青森で29年ぶりプロ野球 元コーチの悲願かなう

元東北楽天ジュニアコーチで、市職員の今関さん

 青森県で29年ぶりとなるプロ野球の1軍公式戦が28日、弘前市運動公園野球場(愛称・はるか夢球場)で開催される。元東北楽天ジュニアヘッドコーチで、誘致に奔走した市文化スポーツ振興課の今関勝さん(46)は「スポーツを通して、街を明るくしたい」と悲願の1軍戦に期待を寄せる。
 日本ハムの投手としても活躍した今関さんが市に採用されたのは2015年1月。市が商工会や野球関係者らの団体と翌2月に設立した「1軍戦誘致実行委員会」のメンバーとして、弘前市民が仙台で東北楽天戦を観戦する1000人規模のバスツアーを実施した。
 地元では、応援の仕方を教える東北楽天戦のパブリックビューイングを開催するなど、市民の機運を高める活動に取り組んできた。
 待ち望んだ試合は、パリーグの首位をキープする東北楽天−オリックス。青森県でプロ野球1軍公式戦が行われるのは、1988年に県営球場(青森市)であったヤクルト−広島以来。東北楽天が東北で唯一、1軍公式戦を開催していなかった。
 誘致に向けて汗を流した今関さんは「市民の反応は当初、『本当に開催できるのか』と半信半疑だった。昨年の東北楽天2軍戦のあたりから『できるんだよね』に変わり始めた」と振り返る。
 市によると、09年の東北楽天2軍戦の観客は約500人だったが、15年は約3500人が入場。16年は球場が改装工事中だったにもかかわらず、約4200人が訪れたという。
 市民からの期待が高まる中、昨年11月に1軍公式戦の開催が決まった時は「ホッとした」という今関さん。28日の1軍公式戦について「プロ野球選手の一生懸命なプレーを間近で見ることが、子どもたちの大きな夢につながる。スポーツで街を元気にするため、来年度以降も1軍戦の開催数を2試合、3試合と増やしていきたい」と語った。


2017年06月27日火曜日


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