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<都市対抗野球>日本製紙石巻の左腕 安定感増す

都市対抗野球2次予選東北大会の第1代表決定戦決勝で完投し、本大会出場に貢献した日本製紙石巻の塚本=こまちスタジアム

 日本製紙石巻(宮城県石巻市)が7月14日に東京ドームで開幕する都市対抗野球大会に2年ぶりに出場する。4度目の全国切符獲得の立役者は、宮城県七ケ浜町出身の左腕塚本峻大(しゅんだい)投手(25)。予選では抜群の制球力で好投してチームを引っ張った。全国の大舞台を前に「一つでも多く勝利を重ね、石巻を盛り上げたい」と意気込む。
 4年目の今季は投手陣の軸として活躍。5月の1次予選宮城県大会決勝でJR東日本東北(仙台市)に5安打1失点、6月11日に秋田市であった2次予選東北大会決勝でもきらやか銀行(山形市)に6安打2失点と、ともに無四球完投で勝って東北第1代表となった。
 「以前に比べ周囲がよく見えていた」と冷静だった。最速141キロの直球と多彩な変化球で内外角を突き的を絞らせなかった。期待通りの力投に前田直樹監督は「いいリズムと勢いをつけてくれた」とたたえる。
 宮城・利府高で2009年選抜高校野球に21世紀枠で出場し4強入り、東北学院大でも12年秋の仙台六大学リーグで13季ぶり優勝。華々しい球歴を携え14年に入社したが、実力者がそろう社会人の壁に苦しんだ。
 「当時は打たれたら気持ちが落ち着かなくなった」と塚本。弱気になって制球を乱し連打を浴びた。悔しさをばねに筋力トレーニングで投球フォームを固め、座禅にも取り組んだ。努力を重ねピンチでも動じない心と投球の安定感を得た。
 都市対抗野球では14年に七十七銀行(仙台市)の補強選手として1回戦の3番手で登板したが、打者2人との対戦にとどまり、初戦で敗退した。今回は「自分の投球をぶれずにやれば、おのずと結果はついてくる」と満を持して臨む。力投で震災から復興途上の港町の元気をアピールする準備は整った。(山本武志)


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2017年06月28日水曜日


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