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<福島第1>3号機に屋根カバー搬入開始

クレーンで陸揚げをした燃料取り出し用カバー(代表撮影)

 東京電力は27日、福島第1原発3号機の使用済み核燃料の取り出しに向け、放射性物質の飛散などを防ぐ鉄骨製カバーの搬入を始めた。16個の部材を組み立て、高さ18メートル、幅23メートル、全長57メートルのかまぼこ形の屋根を造る。2018年秋の取り出し開始を目指す。
 初日は2個の部材を搬入。いわき市の小名浜港から運搬船が第1原発の港湾に着岸し、クレーンで陸揚げをした。残る部材を5回に分けて運び込み、今年8月ごろから据え付け工事を始める。
 3号機は水素爆発で建屋上部が崩壊。使用済みと未使用の燃料計566体がプールに残っている。当初の計画では17年度中の搬出開始を目指し除染を続けていたが、放射線量が思うように下がらず、カバーの設置工事が遅れていた。
 経済産業省資源エネルギー庁の木野正登参事官は「作業環境も改善され、事故なくできれば18年度半ばには取り出しができる見通しだ」と語った。
 3号機以外の燃料取り出しは、4号機が14年12月に完了。1、2号機はいずれも20年度中の搬出開始を目指している。


2017年06月28日水曜日


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