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<教員採用>面接官に民間人起用 仙台市

 仙台市教委が本年度から単独で実施する市立学校教職員の採用試験で、面接官に民間人を起用することが28日、分かった。市立学校では近年、いじめによる生徒の自殺が相次ぎ、教諭の体罰も発覚。教職員の採用に民間人の視点を採り入れることで身内感覚を薄め、市教委や学校に向けられた不信感の払拭(ふっしょく)を図る。
 市教委によると、民間人起用の面接は、9月中旬の2次試験で行う個人面接と教育実践力面接のうち、個人面接で実施する。市内にある企業の人事担当者計36人の起用を想定している。
 市内では2014年9月〜今年4月、市立中生3人がいじめ絡みで自殺し、うち1人は複数の教諭から体罰も受けていたことが判明。奥山恵美子市長は5月下旬の定例記者会見で「市民には教委のみで調査を進めることへの疑義や、身内(寄り)的な判断に至っているのではないかとの懸念がある」と指摘した。
 市教委は本年度から独自の教職員試験となったのを契機に第三者の意見を採り入れる仕組みにし、信頼回復に努める。市教委の本木一昭教職員課長は「教育関係者とは異なる視点で、社会人としての素養や素質など多角的に人物を判断してもらいたい」と話す。
 文部科学省によると、東北6県教委の教職員採用試験では秋田を除き、民間人を面接官に起用している。


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2017年06月29日木曜日


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