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<仙台空襲>高校生がビデオ映像を再編集

再編集作業を続ける遊佐さん(手前)と模型部員=仙台工高

 1945年7月10日の仙台空襲の記憶を集めたビデオ映像の再編集に、仙台工高(仙台市宮城野区)の模型部が取り組んでいる。作品は7月1〜10日に仙台市が市戦災復興記念館で開く「戦災復興展」で上映される。
 ビデオ映像「仙台空襲を語り継ぐ人々〜高校生が映した戦後70年の思い〜」は2年前に制作した。今回は新たに空襲の体験者らでつくる「仙台の戦災・復興と平和を語り継ぐ会」の女性会員、広瀬喜美子さん(84)=青葉区=から取材。焼夷(しょうい)弾による火災で、竜巻のように燃え上がった市中心部の様子や、終戦直後の悲惨な食糧事情など生々しい証言を加えた。
 「戦後70年の思い」は、模型部員たちが「語り継ぐ会」の会員らを取材して作った。こま撮りアニメーションによって空襲の様子を再現した映像と合わせ、約20分にまとめた。2年前の初公開後も関係者の指導を受けながら、少しでも真実に迫ろうと改訂を重ねてきた。
 再編集を担う3年の遊佐奏斗さん(17)は「改訂前にはなかった女性の視点で捉えた仙台空襲の証言を盛り込むことができた。一人でも多くの人に見てもらいたい」と話す。
 再編集版のDVDは、1日に開かれる戦災復興展の開幕セレモニー後、模型部員らから広瀬さんに手渡される。
 ビデオ映像は7月以降、市戦災復興記念館で貸し出しする予定。上映に関する連絡先は同記念館022(263)6931。


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2017年06月29日木曜日


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