宮城のニュース

<楽天>細川、白星演出 辛島6勝目

5回のピンチをしのぎ、ベンチに戻る東北楽天先発の辛島に声を掛ける捕手細川(川村公俊撮影)

 東北楽天の悲願だった青森での1軍戦初開催を「1点差でしびれる」(梨田監督)白星で飾った。球音を待ちわびた満員のファンの声援の中心にいたのは、青森県平内町出身のベテラン細川と先発辛島のバッテリー。走者を許しながらも6回1失点と試合をつくり、貯金を今季最多の22にして記念すべき試合に花を添えた。
 序盤の分岐点は1−0の三回だった。小谷野の適時二塁打で同点とされ、さらに2死満塁。すかさず細川がマウンドに駆け寄り、辛島に言葉を掛けた。「ちょっと休憩。頑張れ」。続く中島を捕邪飛に仕留めて流れを断ち切り、直後の勝ち越しを呼び込んだ。
 辛島は2試合連続KOされて2軍降格。約3週間ぶりの先発マウンドだった。細川とのコンビは公式戦初だったが、「相手打者が予想していないような球を選択していた」とリードに感謝した。
 一方、今季初めて先発マスクをかぶった細川は「もう少しテンポ良く。反省すべきところはあった」と厳しく自己評価した。打撃では七回の第3打席で右前打を放ち、移籍後初安打を記録。「大きな声援が聞こえていたから打ちたかった。勝ち試合を見せられて良かった」。試合後、勝利の白いジェット風船が夜空に上がるのを見届け、重圧から解き放たれたような表情を浮かべた。
 梨田監督は「辛島は状態があまりよくない中、辛抱してくれた。細川も故郷に錦を飾り、やっとイーグルスの一員になったかな」とえびす顔だった。
(浦響子)


2017年06月29日木曜日


先頭に戻る