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<ジオパーク>教育や販促に活用を 先行事例学ぶ

「ビジネスへの活用法」と題して講演する今井さん

 宮城県栗原市全域が国内機関に認定された栗駒山麓ジオパークに関心を高めてもらおうと、第1回同ジオパーク総合研修会が28日夜、同市のこの花さくや姫プラザであった。世界ジオパークに認定されている山陰海岸ジオパーク公認ガイドの今井ひろこさん(兵庫県香美町)が「ビジネスへの活用法」と題して講演。先行事例の取り組みを紹介した。
 市内の官民でつくる栗駒山麓ジオパーク推進協議会が主催し、関係者ら80人が参加。今井さんは、兵庫県では多くの従業員がジオガイドの資格を取り、宿泊客を案内する温泉旅館があることや、沿岸をシーカヤックで巡るツアーを事業化して成功した事例などを紹介した。
 今井さんは「ジオパークは子どもにとって古里教育に役立つし、商業者には商品開発や販促のツールになり得る。観光情報誌に書いていることよりも深く地域を知るきっかけにもなる」と話した。
 京都、兵庫、鳥取の3府県にまたがり東西約120キロに及ぶ山陰海岸ジオパークは、海岸段丘や砂丘など多彩な地形を持つのが特徴。日本海ではズワイガニ漁が盛んで、内陸部はブランド和牛の但馬牛の産地、砂丘ではメロンやラッキョウなどが栽培されている。
 ジオパークとは地形や地質を生かした自然公園。栗駒山麓ジオパークは岩手・宮城内陸地震(2008年)で生じた大規模地滑りを中核的地形と位置付け、防災教育などに活用している。研修会は隔月1回のペースで来年2月まで計5回開かれる予定。


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2017年06月30日金曜日


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