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<放射光施設>応募は東北のみ 建設期待高まる

東北放射光施設のイメージ図。1周約340メートルのリング型実験施設のほか研究棟などが整備される

 次世代型放射光施設の新設を検討する文部科学省は29日、建設候補地の応募が東北大青葉山新キャンパス(仙台市)への建設構想1件だったと明らかにした。施設の整備運営者の候補である量子科学技術研究開発機構(量研、千葉市)は同構想も参考に、整備運用計画案を作る。
 29日あった科学技術・学術審議会の小委員会で報告された。構想は産学連携組織の光科学イノベーションセンター(仙台市)と東北経済連合会、宮城県の3者が提出。建設費約300億円の一部に民間資金を活用する仕組みを設けた。
 量研は6月1日、高輝度放射光源推進準備室を新設。国の委託を受け、予算規模や人員体制といった計画案の検討を始めた。小委に経過報告し、意見を反映させる。提出時期は未定。東北の構想は参考資料との位置付けだが、提案者に質問する機会も設ける。国が建設地を決める時期は決まっていない。
 施設を誘致する地域が東北に限定され、宮城県経済商工観光部の吉田祐幸部長は「実現への確度が相当高まってきたと期待する。精力的に国や量研との協議を進めたい」と話した。
 光科学イノベーションセンターの担当者は「実現に向け多くの企業に計画に参加してもらえるよう説明を尽くす」とコメントした。


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2017年06月30日金曜日


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