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<記者の一日入門>スケボー 止まれるまで一苦労

貴田さん(右)の指導を受け、スケボーに初挑戦する記者

 東北地方も梅雨入りした。「梅雨のじめじめと運動不足を同時に解消したい」。そんな声に応え、記者たちが各所で爽やかな汗を流してきた。取材を忘れ、跳んだり、跳ねたり、投げられたり−。仙台圏のお薦めアクティビティーを紹介する。

◎悲しみつらさ乗り越えろ

 「ゴー、シュッ、カタ」。ジャンプ台を跳び、華麗に着地する。軽快な車輪の音、技を決めた後の「オー」という歓声と拍手が気持ちいい。これが自分だったら、の話だが…。
 荒浜の海に吹く「いなさ」の心地よさにひかれ、仙台市若林区荒浜のスケートボード練習場「CARPE DIEM PARK(カルペ・ディエム・パーク)」を訪ねた。ラテン語で「今を楽しむ」の意味という。
 練習場は2012年11月にオープン。オーナーの貴田慎二さん(37)が「かつてのにぎわいを取り戻したい」と、東日本大震災の津波で流失した自宅の跡地に造った。一帯は災害危険区域に指定され、復旧工事の大型車両が行き交う。
 「頑張れ」「もう少し」。貴田さんに励まされ、約2時間後、ようやく転倒せずに緩い坂を下りて止まれるようになった。思わずガッツポーズ。初心者の記者を横目に、子どもたちが華麗な技を次々に決め、歓声が上がる。
 「震災後、津波で同級生を亡くした喪失感や悲しみが、スケボーをしている間だけ和らいだ」と貴田さん。スケボーにチャラチャラしたイメージを抱いていた自分を恥じた。
 悲しみもつらさも、今を楽しみながら乗り越える−。貴田さんの挑戦を心から応援している。
(岩田裕貴)

[メモ] 練習場は仙台市若林区荒浜西35。営業時間は正午〜午後8時。毎週火曜定休。雨天休業時はCDPのFacebookで告知する。利用料は1日500円。18歳まで無料。連絡先は貴田さん090(2360)4664。


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2017年06月30日金曜日


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