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<ベルフィーユ>存続、収支バランス厳しく

嶋岡健治(しまおか・けんじ)中大を経て72年に日本鋼管(現JFEホールディングス)入り。同年のミュンヘン五輪で金メダルを獲得した。五輪には3大会連続で出場。日本バレーボール協会副会長も務める。15年7月から現職。67歳。東京都出身。

◎Vリーグ機構 嶋岡健治会長に聞く

 Vリーグ機構の嶋岡健治代表理事会長が29日、東京都内で河北新報社の取材に答えた。(聞き手は剣持雄治)

 −仙台に退会勧告を出した。
 「選手の処遇、コストのかけ方を含めて、チーム存続のために仙台は努力をしただろう。(地元から)いろんな応援団がいて、何とかしてほしいと言われたのは事実。バックアップしてくれる人たちがいるのは認識していたが、それを裏付ける明確な回答がなかった。収支のバランスが厳しかった」

 −チームとは数年前から議論が続いた。
 「リーグの規定、規約に照らし合わせ、チームとして運営するのに最低限、こうしてほしいというやり取りをした。(運営を)ちゃんとしてくださいねと再三申し上げた」

 −スーパーリーグ開幕を来季に控える。今回、地方のクラブチームの解散から得た教訓は。
 「各チームの特徴を出しながら、地域と一緒になってエリアを活性化していくことで周囲の共感を呼ぶ。端的に言えば『おらがチームがどれだけ頑張れるか』がポイント。ただ(練習会場、ジュニアチームの保有などを定めた)ライセンスを守ってもらうのが大前提で、今まで以上に厳格にしないといけない」

 −退会に向けての審議で、情報がなかなか入らなかったファンからは不満の声が上がっている。
 「われわれ(一般社団法人)の社員であるチームの話であり、秘密は守らないといけない。チームを守るのも大事な要素であり、ガラス張りにしろと言われたらそれは難しい。チームが安心して話をしてくれなくなってしまう。ただ、スーパーリーグに向けて、情報を出す頻度、中身は少しずつ変わっていくと思う」

 −バレーボール熱が高い宮城でチームが消滅する。
 「男子も女子も強い地域で、非常に残念だ」


2017年06月30日金曜日


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