岩手のニュース

<犠牲者追悼施設>デザイン案 整備委が了承

釜石市が整備する「祈りのパーク」の模型

 東日本大震災の津波で大勢の住民が犠牲になった岩手県釜石市鵜住居(うのすまい)地区防災センター跡地に市が整備する「祈りのパーク」について、市民らでつくる整備推進委員会は28日夜、デザインなどの計画概要を了承した。
 パークは、震災で犠牲になった全ての釜石市民の追悼施設となる。造成した丘を「祈りの場」とし、その中央をくぼ地にして「慰霊の場」とする。
 「慰霊の場」には、遺族の同意を得た上で、行方不明と震災関連死も含めた犠牲者の芳名板を設置。パークがセンター跡地であることを何らかの形で明示する。
 デザインは4月下旬の会合でいったん了承されたが、委員から異論が示されて再検討していた。祈りの場に続く階段を海側に向け、排水対策で慰霊の場を約50センチかさ上げするなどの修正を加え、別のデザインを希望する意見も併記する。
 市は2019年2月末の完成を目指す。野田武則市長は「時間をかけて議論を重ね、委員一人一人の意見を可能な限り取り入れられたデザインになったと思う」と話した。


2017年06月30日金曜日


先頭に戻る