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地域農業の戦略探る 東北認定農家、初サミット

東北の認定農業者が経営戦略を話し合ったサミット

 「東北認定農業者サミット」が29日、岩手県八幡平市のホテルで初めて開かれた。青森を除く東北5県から農業経営基盤強化促進法に基づく認定農業者ら約370人が一堂に会し、地域農業の課題解決策を探った。
 基調講演で東北大大学院農学研究科の伊藤房雄教授(農業経済学)は「日本の食品市場で地域農家が生き残るには、品質や価格に加え、地球温暖化の抑制につながる生産体制など社会貢献へのアピールも大切になる」と強調した。
 若手や女性を交えたパネル討論では、経営戦略を検討。奥州市のリンゴ農家高野寛子さん(36)は「雇用条件を緩和しても応募が少なく、営農規模を縮小せざるを得ない。旅行会社のツアーに農園見学を取り入れ、観光客にも就農を呼び掛けている」と話した。
 花巻市の農家盛川周祐さん(65)は「高齢者が頑張りすぎて、新規就農者の芽を摘んでいる。若い視点を吸収するためにも世代交代への抵抗感をなくしていくべきだ」と訴えた。
 サミットは岩手県認定農業者組織連絡協議会などが主催した。参加者は30日、八幡平市の観光農園などを視察する。


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2017年06月30日金曜日


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