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<仙台空港民営化1年>社長 旅客数達成に自信

民営化1年目の事業の手応えを語る岩井社長

 仙台空港は1日、全国初の完全民営化から丸1年を迎えた。仙台市で30日に記者会見した運営会社「仙台国際空港」(名取市)の岩井卓也社長は初年度から民営化の成果が出ていると強調し、過去最高となる2017年度の目標旅客数341万人の達成に自信をのぞかせた。
 青葉区のホテルであった記者会見で岩井社長は「まずまずの滑り出し。国が各業務をバラバラに管理するよりも、民間が一体的に運営した方がうまくいく。この1年で、空港運営は民間がやるべき仕事だと実感した」と述べた。
 バスなど2次交通の拡充やターミナルビルのリニューアル、旅客数に連動させた着陸料制度導入といった取り組みを説明。「構想していた戦略を一つ一つ具現化し、積み上げていくことが大事。かねて必要だと思っていたバス路線が1年で整備された。今後は乗客率の向上に協力する」と語った。
 16年度の旅客数は316万人で、同社は17年度の目標旅客数を341万人に設定。節目の1日にはスカイマーク(東京)が神戸線を就航、9月にはピーチ・アビエーション(大阪)が新たな拠点とする。
 岩井社長は「今年4〜6月の旅客数は計画通りに進んでいる。増便が決まっている下半期次第だが、目標達成はコミットメント(公約)だ」と断言。課題として人材育成を挙げ、「専門知識、語学力が非常に重要だが、民営化前はほとんど育成していなかった。粘り強く取り組む」と話した。
 仙台国際空港は東急電鉄や前田建設工業、豊田通商など7社が設立。昨年2月にターミナルビル運営などの業務を始め、同年7月1日に滑走路維持や着陸料収受などの業務を国から引き継ぎ、完全民営化した。


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2017年07月01日土曜日


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