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東北求人1.44倍 過去最高を更新

 厚生労働省などが30日にまとめた東北の5月の有効求人倍率(季節調整値)は1.44倍で、統計を開始した1963年以来、最も高かった前月を0.02ポイント上回った。スマートフォン部品など半導体需要が依然高く製造業が求人数を増やしているが、転職の動きが落ち着き求職者が減少したため過去最高を更新した。
 各県の有効求人倍率は表の通り。宮城は前月比0.06ポイント増加の1.60倍となり、統計開始以来2番目の高水準で、過去最高だった1991年の1.61倍に迫る。
 青森は0.05ポイント増の1.22倍。秋田は0.03ポイント増の1.36倍で過去最高だった。山形は6カ月連続、福島は8カ月連続で1.4倍を超えた。全国平均(1.49倍)を上回ったのは宮城、山形。
 宮城労働局は「景気の回復基調と求人増が続き、希望した仕事に就く人が増えて転職が減っている」と説明。青森労働局は「建設と医療、福祉分野の人手不足が深刻で、事業の支障となっている」と指摘する。
 東北各県の公共職業安定所別の有効求人倍率(原数値)は村山の1.96倍が最高、五所川原の0.65倍が最低。岩手、山形、福島は全安定所で1倍を超えた。
 新規求人(同)は製造業が押し上げ、宮城が前年同月比4.8%増の1万9557人。業種別では、自動車・スマートフォンの部品製造関係が60.5%も増えた。秋田は17.1%増の9109人で5カ月連続の増加、福島は8.9%増の1万4795人だった。
 岩手は前年に製造ライン増強などで大口の求人があった反動で、10.3%減の1万311人だった。


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2017年07月01日土曜日


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