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<ベガルタ>指揮官に悔しさと充実感

仙台−G大阪 後半終了間際、G大阪・ファビオ(左奥)に頭で決勝点を奪われる仙台DF陣とGKシュミット(右)(佐藤将史撮影)

 この試合まで、G大阪には2015年10月以降3連敗中。全て1−3で軽くあしらわれてきたが、今回は同じ負けでも重みが違う。「最低でも勝ち点1は取りたかった。一方で、3を取れるチャンスは十二分にあった」と語る渡辺監督。表情には、悔しさと同じぐらいの充実感が漂っていた。
 地鳴りのような歓声が立て続けに響いた。0−2の後半31分、蜂須賀の敵陣深くからの右クロスがゴール前の西村へ。「相手の最終ラインが低かったので、マイナス(ゴールから遠い)位置を狙っていた」。巧みにフリーで受けて、落ち着いて右足で左隅に決めた。
 勢いづいた仙台は、一気呵成(かせい)に攻めた。4分後、大岩が「目の前にボールがあった。慌てたけど、入れるだけだった」と、三田の左CKを押し込み、同点に追い付いた。
 前半で永戸とクリスランが負傷交代。大岩は「2人がハーフタイムにみんなを送り出してくれた。その姿をチーム全員が見ていた」。終了間際に惜しくも失点したが、サポーターは劣勢にひるまなかったイレブンに、温かい拍手を送った。
 G大阪の長谷川監督は試合後、「仙台は非常にボールを動かしてポゼッションし、完成度の高いサッカーをしていた」とたたえた。勝ち点はゼロだが、仙台が手にした収穫は大きい。(狭間優作)


2017年07月02日日曜日


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