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輝く密教美の至宝 「空海と高野山」展開幕

平安時代に描かれた国宝「阿弥陀聖衆来迎図」。臨場感あふれる表現が来場者の目を引きつけている

 東日本大震災からの復興を願い、真言密教の祖・弘法大師空海が開いた高野山(和歌山県)に伝わる寺宝や密教美術の名品を公開する特別展「空海と高野山の至宝」(仙台市博物館、河北新報社、仙台放送など主催)が1日、仙台市青葉区の市博物館で開幕した。
 空海の所持品や仏像仏画など国宝10件、重要文化財31件を含む計60件(一部展示替えあり)を紹介する。呼び物の一つが平安時代に描かれた国宝「阿弥陀聖衆来迎図(あみだしょうじゅらいごうず)」。金色に輝く阿弥陀如来や臨場感あふれる菩薩(ぼさつ)の群像表現から来迎図の最高傑作と言われる。
 開催を記念し、高野山真言宗宗務総長の添田隆昭氏が「弘法大師空海の教え」と題して講演。今も空海が高野山で祈りをささげているとされる入定信仰を紹介し、「荒唐無稽に聞こえるが信仰で救われた人もいる。弘法大師は1000年以上にわたり全ての人を見守っている」と話した。
 河北新報創刊120周年と仙台放送開局55周年を記念した企画で、会期は8月27日まで。観覧料は一般1500円、大学生1200円、小中高校生800円。


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2017年07月02日日曜日


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