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<ロングトレイル>蔵王連峰を中心に整備へ

 山形市は本年度、宮城、山形県境の蔵王連峰を中心としたロングトレイルの整備に乗り出す。将来は、仙台市と連携して秋保(太白区)や作並(青葉区)も巡ることができるコースとして設定し、訪日外国人旅行者(インバウンド)の誘客促進を図っていく。
 ロングトレイルは地域の自然や歴史、文化を楽しみながら数日間かけて回ることができる散策路で、欧米を中心に人気が高い。コースには登山道だけでなく、周辺の里山の生活道路なども含まれる。
 山形市は案内板の設置や登山道の下草刈り、多言語対応のマップ作成、ロングトレイルの啓発を図る研修会の開催などに取り組む計画だ。利用開始は来春以降となる。
 ルートは蔵王連峰を縦走する登山道を中心に、蔵王温泉や山寺、面白山など地域の文化や歴史を体感できる場所も組み込むことが想定される。整備区間は50〜100キロ程度。今月中旬からプロポーザル方式で、整備事業の委託業者を選定し、詳細を詰める。
 仙台市も8月以降、ロングトレイルに関する研修会を開く。観光関係者のほか、コースとして想定される秋保や作並の住民らが対象。整備に向けた機運の醸成を図るとともに、住民らの意見を聞きながら今後の計画を検討する考えだ。
 山形市観光物産課の担当者は「両市の間にまたがる地域資源の山を生かした誘客事業の第一歩。秋保や作並とつないでバリエーションが生まれれば、さらに魅力的なコースになる」と期待を寄せる。
 連携協定を昨年11月に締結した両市は、観光や経済の分野で協調して事業を展開中。山形市によると、JRと連携して紅葉シーズンに仙山線でイベント車両を走らせたり、沿線の観光マップを配布したりする計画なども進んでいる。


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2017年07月02日日曜日


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