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老健施設の手縫い雑巾 地域の心磨く

鈴木副施設長(中央)と雑巾を手縫いする入所者たち

 仙台市青葉区折立の介護老人保健施設「泉翔(せんしょう)の里」が、入所者たちの手縫いした雑巾を近くの折立小に贈る活動に取り組んでいる。お年寄りのリハビリに加え、地域貢献を実感できる機会になっており、さらに寄贈先を広げていくことにしている。

 取り組みは昨年6月ごろ、「入所者の社会参加につなげよう」という職員たちの発案で始まった。入所者約100人のうち、80代後半〜90代の約30人が参加。昼食後などに自室やリビングで少しずつ針を進めている。
 鈴木陽一郎副施設長(40)は「お年寄りたちが、地域のためにできることを実感できる活動になっている」と強調する。
 お年寄りたちは「子どもたちに使ってもらおうね」「きれいにできたね」などとおしゃべりしながら取り組む。手先を動かすことでリハビリにもなっているという。
 昨年11月には入所者3人と職員が折立小に赴き、出来上がった120枚の雑巾を児童代表者に手渡した。夏ごろにはさらに100枚以上が仕上がる見込みで、夏休み明けにも再び折立小に寄贈する予定。
 現在、入所者家族の寄付や施設在庫のタオルで作っており、今後は地域の住民からもタオルを募る。鈴木副施設長は「取り組みを息長く続け、寄贈先を折立中や市民センターなどにも広げていきたい」と話す。


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2017年07月03日月曜日


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