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<JR東>クルーズ船乗客、列車で秋田市内へ

クルーズ船接続列車の運行を発表する(左から)菊地正JR東日本秋田支社長、佐竹知事、穂積志秋田市長=6月30日、秋田県庁

 秋田港に寄港するクルーズ船乗船客の利便性を高めようと、JR東日本秋田支社は8月3〜6日、奥羽線秋田駅−同貨物支線秋田港駅(秋田市土崎港西1丁目)を結ぶ乗船客専用列車を試験運行する。同期間に開かれる竿燈まつりを見に訪れる乗船客に県内を周遊してもらうのが狙い。クルーズ船に合わせた貨物線の列車運行はJR東日本で初めてとなる。
 クルーズ船接続列車は8.9キロを約15分で結ぶ。3〜5日は1日1往復、大型客船が入る6日は同2往復で、いずれも朝から昼にかけて秋田港駅発、夜に秋田駅発を運行。車両はディーゼル車を使う。
 秋田駅からは、五能線の観光列車「リゾートしらかみ」の乗車や、秋田新幹線で角館に向かう行程を提案する。
 クルーズ船の乗船客はこれまで、船が発着する中島埠頭(ふとう)から観光バスやタクシーで市中心部や県内の観光地に向かっていた。
 列車は渋滞がなく移動の負担が減るため、県と秋田市が同埠頭に隣接する秋田港駅の活用を要望。JR東日本が期間限定の鉄道事業免許を申請し、仮設の乗降設備を設けることで試験運行にこぎ着けた。
 同埠頭と秋田港駅間は途中で県道を横断することからバスで結ぶ。クルーズ船ターミナルが完成する来春以降、屋根付きの通路や新駅設置、秋田駅以外への運行も検討する。
 佐竹敬久知事は「(港と観光地を結ぶ)2次交通手段ができれば、クルーズ船誘致で大きなセールスポイントになる」と期待する。


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2017年07月04日火曜日


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