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福島の子どもたち 米沢でのびのび

自然の中で大学生らと楽しい時間を過ごす福島県の子どもたち

 福島県の子どもたちが月1回、米沢市を訪れ、ボランティアの大学生らと自然の中で遊ぶ「福島の子どもたち日帰りリフレッシュプロジェクト」が今月で40回目を迎える。東京電力福島第1原発事故の影響を懸念する親たちの声を受け、宮崎市のNPO法人「アースウォーカーズ」(小玉直也代表)が2014年4月に開始。受け入れを支える米沢のスタッフは、子どもたちの笑顔を励みに手弁当で活動を続ける。

 6月18日の米沢市大沢地区。到着した児童7人が山あいの小さな集落で森を散策したり、川遊びをしたりして自然と触れ合った。昼食のカレー作りでも、楽しい時間を過ごしていた。
 子どもたちを見守るのは山形大工学部や米沢栄養大、福島大などの学生ら約20人の学生ボランティア。何度も参加している子どもたちとは、顔なじみの様子で会話も弾む。
 2年ほど前から参加している本宮市の小学5年遠藤真志君(11)は「最初はお母さんと来ていたけど、最近は弟と2人。ここで初めてやったスキーや稲刈りがとても面白かった」と話していた。
 リフレッシュプロジェクトは、復興支援に取り組んでいたアースウォーカーズの学生スタッフの中に、米沢市出身の学生がいたことから始まった。
 これまでに100人を超える米沢の人々が受け入れを支え、参加した子どもたちは延べ約650人。田植えや川遊び、サクランボ狩り、稲刈り、雪遊びなど、子どもたちが楽しめるプログラムを季節に応じて工夫してきた。
 企画段階からアースウォーカーズに協力している米沢市の団体職員相田隆行さん(43)は「子どもたちの笑顔が一番の励み。米沢に来てもらって楽しい時間を過ごせるよう、みんなで声を掛け合いながら協力している」と話す。
 小玉代表(45)は「東日本大震災から6年が過ぎた今でも、放射能への不安を抱えながら子育てしているお母さんたちがいる。米沢の皆さんに支えてもらいながら、これからも活動を続けていきたい」と話す。
 次回は今月9日だが応募多数で締め切った。活動の詳細はアースウォーカーズのホームページで確認できる。


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2017年07月04日火曜日


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