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<景況感>東北横ばい、製造業5期ぶり悪化

 日銀仙台支店が3日発表した東北の6月の企業短期経済観測調査(短観)によると、景況感を示す業況判断指数(DI)は全産業で7となり、3月の前回調査から変わらなかった。非製造業は小売りが下支えしたが、製造業は一部で減速がみられ、全体では「おおむね横ばい」(同支店)となった。

 製造業は1ポイント低下の6で5期ぶりの悪化。中国など新興国経済の回復や人手不足解消に向けた自動化、省力化の設備投資で金属製品は31ポイント上昇の38、生産用機械は12ポイントアップの24となった。
 輸送用機械は新車投入効果の弱まりや北米向け市場の縮小で22ポイントダウンのマイナス11。電気機械も3ポイント悪化して14だった。
 非製造業は8で横ばいとなった。堅調な個人消費に支えられ、小売りは9ポイントアップの0。宿泊・飲食サービスも外国人観光客の増加で21ポイント上昇の0だった。
 卸売りは復興事業の収束で建材需要が減り、3ポイント悪化のマイナス5。情報通信は広告の減少が響き、8ポイントダウンのマイナス8だった。
 規模別は大企業の製造業が10ポイント低下のマイナス5、非製造業は7ポイント上昇の11。中堅・中小企業の製造業は1ポイント低下の7、非製造業は8のままだった。
 3カ月後の先行きDIは全産業が2ポイント悪化の5、製造業は1ポイント改善の7、非製造業は5ポイント悪化の3。
 県別DIは表の通り。宮城と福島で悪化したが、3年3カ月ぶりに全県でプラスの水準となった。副島豊支店長は「力強くはないが、東北全域でバランスよく緩やかな回復基調が続いている」と説明した。


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2017年07月04日火曜日


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