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東松島市 来春私立保育所開設へ

サクランボを食べる宮城県東松島市矢本東保育所の子どもたち。市内では保育需要が高まっている=6月22日

 宮城県東松島市で来年4月、定員72人の私立認可保育所が開所する計画が進んでいる。市内では定員100人の保育所開設の計画もあったが、保育士不足などから白紙となった経緯がある。待機児童の解消に向け、新たな保育所への期待は大きい。関係者は「子どもを安心して生み育てられる環境づくりにつながる」と話す。
 市子育て支援課などによると、新たな保育所は人口が多い矢本地区に開所し、0〜5歳の子どもを受け入れる予定。埼玉県の社会福祉法人が運営し、保育士は首都圏から採用する見込み。所長には地元の人材を起用するという。
 同課の高橋義則課長は「法人が実際に運営する保育所の状況や、東松島の風土に合う保育ができるかどうかを確かめながら打ち合わせをしたい」と言う。
 市内には公立保育所、私立保育所、小規模保育所が計11ある。6月1日現在、定員計706人に対し695人が入所。待機児童は33人で年齢別では1歳が最も多く、0歳、2歳と続く。
 自宅や職場から近い中心市街地の保育所に入所希望が集中する一方、郊外の野蒜、牛網両保育所などは3歳や4歳を受け入れる余地がある。
 共働き世帯の増加などを背景に、市内では東日本大震災後、待機児童が多いときで50人に達した。赤井地区に来年4月、進出予定だった私立認可保育所は計画が頓挫。関係者は市に「保育所の規模に見合う保育士を安定して確保できるめどが立たない」と説明したという。
 市は今後、矢本地区に開所予定の保育所整備に関する補助金を予算に盛り込む方針。渥美巌市長は「幼児数や保育需要の推移を見極めながら、私立認可保育所の公募も視野に入れた施設整備計画を作り、待機児童解消に努める」と話す。


2017年07月06日木曜日


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