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<放火母子死亡>妻が相談「酔った夫からDV」

3人の遺体が見つかった島谷容疑者宅の2階を調べる消防署員ら=5日午前10時20分ごろ、登米市迫町佐沼鉄砲丁

 宮城県登米市迫町佐沼で全焼した民家から母子とみられる3人の遺体が見つかり、現住建造物等放火の疑いで住人の会社員島谷嘉昭容疑者(40)が逮捕された事件で、妻美由さん(31)が「酒に酔った夫からドメスティックバイオレンス(DV)を受けている」と警察に相談していたことが5日、宮城県警佐沼署捜査本部への取材で分かった。島谷容疑者は出火当時も酔っており、事件との関連を調べる。
 美由さんは2015年8月、佐沼署を訪れ「深酒した夫に平手で頬をたたかれる」と相談。DVは相談の約1年前から時折あったという。
 同署は島谷容疑者に口頭で警告し、「二度と妻に手を上げない」という内容の誓約書を書かせた。それ以降、美由さんや同居の家族らからDV被害の相談はなかった。
 4日未明の出火時、美由さんとみられる女性が「家が燃えている。子どもが中にいる。夫が出ていった」と110番。島谷容疑者は現場に駆け付けた警察官の制止を聞かず、車で逃走。佐沼署員がパトカーで追跡し、約40分後に現場から約7キロ離れた同市内で逮捕した。当時、酒に酔った状態だったという。
 県警は5日、司法解剖を実施。3人の死因は焼死で、うち1人の身元は美由さんと確認された。残る2人は長女真央ちゃん(3)、次男叶佑(きょうすけ)ちゃん(1)とみて、特定を急ぐ。
 県警は同日、放火の疑いで島谷容疑者を送検。殺人容疑の立件も視野に入れ、現場検証を実施した。


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2017年07月06日木曜日


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