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<牛飼い女子>仲間と挑戦 女性は得意

やくしげ・まきこ 1967年千葉県流山市生まれ。東大法学部卒。89年農林水産省入省。旧岩手県東和町に出向後、93年に農水省を退職して町職員に転身。合併により花巻市総務課長などを歴任し、2012年退職。

◎元祖「牛飼い女子」 役重真喜子さんに聞く
 畜産や酪農に魅力を感じ、従事する女性の増加を「元祖」牛飼い女子はどう見ているのか。「ヨメより先に牛(べこ)がきた」(2000年、家の光協会)の著者で岩手県花巻市教育委員の役重真喜子さん(50)に聞いた。
 家庭から出る残飯や牧草が牛肉や牛乳になり、ふんは堆肥になって再び牧草を育てます。そんな人と牛が生活を共にする関係に感銘を受け、牛飼いを志しました。
 町職員の傍ら、(子牛を生産する)繁殖農家として和牛3頭を家族で飼育。最初に飼った牛の初産は思い出深いですね。
 飼育法は周りの農家に教えてもらいました。それはそれで面白かったのですが、女子会のような学びの場があるのはうらやましいです。
 畜産や酪農に限らず自営業の女性は、帳簿管理や地域付き合いを親や夫から見よう見まねで覚えるのが大半です。体系的に学び、気軽に相談するには、女子会のような機会がないと難しいでしょう。
 仲間をつくり、何かに挑戦するのは女性の方が得意。アイデアに賛同してくれる男性たちと協力し、地域を盛り上げられたらいいと思います。
 繁殖農家は減少しています。女性の力を発揮するためにも中小規模の農家を大切にしてほしい。こうした農家はコメや野菜も栽培し、循環の中で牛を飼っています。分野別の縦割りではなく、農業全体を捉えた支援が必要ではないでしょうか。(聞き手は盛岡総局・松本果奈)

       


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2017年07月06日木曜日


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