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被災の閖上漁港沖「最北端のシラス」本格操業

閖上漁港に水揚げされたシラス=6日午前10時35分ごろ

 東日本大震災で被災した宮城県名取市の閖上漁港沖で6日、シラス漁の本格操業が始まった。シラスの北限はこれまで福島県沖とされ、宮城県内では漁が行われてこなかったが、漁業者の震災後の新たな収入源として県が昨年、初めて許可した。操業は11月末まで続く。
 初日は同港所属の「第18広漁丸」(4.9トン、4人乗り組み)が出漁。閖上沖で体長2.5センチほどのシラス29キロを漁獲し、同港に水揚げした。
 操業は昨季終盤に試験的に実施されたが、本格操業は今季が初めて。閖上地方卸売市場で初競りがあり、震災で相馬市の本社工場が被災し、同港脇の水産加工団地で再起を図る「いちまる水産」が1キロ当たり551円で競り落とした。
 広漁丸船長の小斎力男さん(74)は「量は少ないが、魚がいないというより不慣れなためだ。徐々に捕れるようになるだろう」と期待。いちまる水産社長の今野泰一さん(43)は「『最北端のシラス』をうたい文句に、生シラス丼などを売り込みたい」と話した。


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2017年07月07日金曜日


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