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<放火母子死亡>液体燃料まいた可能性

火柱を上げて激しく燃える島谷容疑者宅
鈴木弘昭氏

◎火災鑑定専門家 鈴木弘昭氏に聞く

 宮城県登米市で3人が焼死した放火事件を受けて、ベルアソシエイツ(東京)の鈴木弘昭代表に放火による住宅火災の特徴を聞いた。

 失火との一番の違いは、放火の方が、最も燃え上がる「盛期火災」に至るまでの時間が短い。盛期火災になるとフラッシュオーバー現象が起きる。急速に燃え広がり、部屋全体が火炎に包まれる現象で、点火から約3〜10分ほどで発生する。
 容疑者は「ライターで布団に火を付けた」と供述している。家庭ではポリエステル素材の布団が多く、点火しても燃え方はゆっくりだ。一酸化炭素が多く発生するため、中毒になり、仮に火に気付いても動けなくなる場合がある。
 住宅の燃え方が激しく、液体燃料などをまいた可能性は否定できない。灯油やガソリンの場合は真っ黒な煙が出る。出火当時、どのような煙が上がったかで判別できる。
 放火が疑われる場合、警察はガスクロマトグラフィー(GC)という分析法を使う。焼け残った物から100万分の1グラム単位で含有物質を検出できる。今後、警察の捜査が進めば、放火に何が使われたのか明らかになるはずだ。


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2017年07月07日金曜日


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