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無人トラクターで営農支援 福島県が実演会

先導する形で草を刈る無人トラクター。有人(後方)との併用などを想定する

 運転手なしでトラクターが農地を走って草を刈る。福島県は6日、無人機の実演会を同県富岡町で開催した。東京電力福島第1原発事故の影響を受けた浜通り地方の営農再開支援に向けた取り組みだ。
 全長約4メートル、高さ約2.5メートルで60馬力の中型。県が昨年から、農機大手の井関農機(松山市)などと、国の補助を受けて開発を進めている。
 水田の縦横の長さを認知させれば無人走行が可能。タブレット端末で前後や車内の映像も確認できる。目を離せないため、一般のトラクターに乗った作業などと併せた利用を想定する。通常型より5割高い価格で来年4月の発売を目指す。
 実演会は水田36アールで行われ、富岡町や近隣の生産者ら約30人が見守った。水田所有者で郡山市に避難する林秀樹さん(42)は帰還と営農再開を目指す。無人機導入に関しては「疲労軽減になるが、個人購入には値段が高い」と指摘した。
 県農業振興課の担当者は「助成制度を活用したリースなど、実用化後は農家が負担なく導入できるようにしていく」と説明した。


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2017年07月07日金曜日


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