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<除染偽装>福島市、JVに2500万円返還請求

 福島市発注の除染事業を巡る下請け業者の偽装による水増し請求問題で、市は6日、元請けとして受注した晃(ひかり)建設など福島市内3社の共同事業体(JV)に約2500万円を返還請求したと発表した。JVは応じる意向という。
 工事単価が通常の10倍となる「竹林」だったと虚偽報告した不正受給分は、1000万円超の当初見通しの約2.5倍となった。
 偽装したのはゼルテック東北(二本松市)で、福島市によると、昨年6月に閉鎖した。同社は福島市松川地区の2014〜16年の除染事業で、3次下請けとして約5.9ヘクタールを担当。うち「竹林」と報告した約3.9ヘクタールの1割近い約32アールが偽装だった。同社は竹株を並べて竹林に見せかけた写真などをJVを通じて市に提出。JV、市は現場確認せず、内部告発があるまで不正に気付かなかった。
 JVは約18.5ヘクタールの除染を約6億3000万円で受注。ゼルテックは下請け代金約1億円を受け取った。同社担当者はJVに「細かい竹が生えており、竹林と認めてもらえると思った」などと話したという。
 市は告訴する方向。JVの3社は6日から3カ月間の指名停止とした。記者会見した市の渡辺千賀良環境部長は「再発防止に努める」と現地確認を徹底する考えを示した。


2017年07月07日金曜日


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