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<仙台中2自殺>再調査 遺族推薦の委員選任へ

 仙台市泉区の南中山中2年の男子生徒=当時(14)=が2016年2月に自殺した問題を巡り、いじめ防止対策推進法に基づく再調査で市が新たに設置する第三者委員会に、遺族が推薦する識者3人が委員に選任される見通しとなったことが7日、分かった。市は今月中にも再調査を開始する方針。
 遺族は奥山恵美子市長が5月に再調査の実施を表明したことを受け、いじめ問題に詳しい宮城県外在住の精神科医、弁護士、教育学者の計3人を推薦した。
 市は当初、遺族が推薦する3人について「中立性、公平性を十分に確保できない」と難色を示し、調整が長引いていた。
 男子生徒の父親は「識者の資質ではなく、医師会など職能団体の推薦を過剰に求められた点は疑問が残る」としつつ、「時間はかかったが、推薦した委員が認められてほっとした」と話した。
 遺族推薦を巡っては、文部科学省のいじめ問題調査の指針に明文規定はないが、11年にいじめを苦に自殺した大津市立中2年の男子生徒の事例を機に選任を認めるケースが相次いでいる。
 大津市の第三者委で委員長を務めた横山巌弁護士(大阪弁護士会)は「手段を検討せず、市の条件を押し付けるのは遺族に寄り添った対応とは言えない。遺族推薦の委員を認める例が出てきているのは良い傾向だ」と指摘した。


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2017年07月08日土曜日


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