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<放火母子死亡>容疑者、妻と直前まで口論か

送検される島谷容疑者=5日午前10時ごろ、宮城県警佐沼署

 宮城県登米市迫町佐沼の民家から母子とみられる3人の焼死体が見つかった事件で、現住建造物等放火容疑で逮捕された住人の会社員島谷嘉昭容疑者(40)が、放火直前まで遺体で見つかった妻美由さん(31)と激しい口論をしていたことが7日、関係者への取材で分かった。宮城県警佐沼署捜査本部は口論の末、火を付けた可能性があるとみて動機の解明を進めている。
 島谷容疑者の家族関係者によると、事件当日の深夜、住宅2階で2人が口論をしているところを家族が目撃。家族はそのまま2階で寝たが、火災報知機の音で目を覚ますと周囲は火の海だったという。
 家族は「あと1〜2秒遅かったら自分の命が危なかった。逃げるのに精いっぱいで、3人を助けられなかった」と悔やんだ様子で打ち明けたという。
 県警によると、美由さんは2015年8月、佐沼署に「深酒した夫に平手で頬をたたかれる」とドメスティックバイオレンス(DV)の相談をしていた。家族関係者によると、島谷容疑者は酒を飲むと人柄が一変し、夫婦はこれまでも度々、激しい口論をしていたという。
 関係者の1人は「島谷容疑者はふだんは人当たりが良い。夫婦げんかの末、カッとして火を付けたのではないか」と話した。
 島谷容疑者は4日未明、自宅2階の寝室の布団にライターで火を付けた疑いで県警に逮捕された。焼け跡から妻美由さんと、長女真央ちゃん(3)、次男叶佑(きょうすけ)ちゃん(1)とみられる3人の焼死体が見つかり、県警が事件に至る経緯や動機を調べている。


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2017年07月08日土曜日


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