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<楽天>オコエ2軍で絶好調 筋力強化し打撃磨く

2軍で打撃好調の東北楽天・オコエ=5日、仙台市泉区の泉練習場

 東北楽天のオコエ瑠偉外野手が2軍で絶好調だ。7日現在、イースタン・リーグ13試合に出場して11試合で安打を放ち、打率3割9厘、3打点、8盗塁の好成績。春季キャンプからけがで出遅れたが、その間に取り組んだ筋肉強化と打撃練習の成果が着実に出ている。「常に1軍のことを頭に入れてプレーしている。結果を出し続ければチャンスがあると信じている」と昇格に意欲を示す。
 5日の日本ハム戦(仙台泉)は1番中堅で先発出場。第1、第2打席ともに中前打で出塁し、盗塁も記録した。「打席ではセンター方向を意識し、外に(ボールが)来たら流す。その通りにできているし、練習でも遠くに飛ばせるようになった」と手応えを語る。
 好調は力と技、両方のレベルアップが生んでいる。
 まずは力。2月上旬、春季キャンプイン直後に右手薬指のけがで離脱し、手術した。リハビリの傍ら筋力強化に励み、体重は96キロ前後を維持しつつ、体脂肪率を下げて筋肉を増やした。体つきはキャンプイン時よりも数段引き締まった。
 そして技術。高卒1年目の昨季は「まずバットを振り切る力をつけたい」と基礎的な練習が中心だった。今季はパワーが増してスイング力がついたことで「打撃フォームも重視したい」と一段上の技術練習に着手。3月には2軍調整中だったペゲーロから助言を受けてタイミングの取り方を学んだ。
 4月中旬に育成試合で実戦復帰。2軍本隊に合流する6月中旬まで育成試合に出場しつつ打撃練習に励み、フォームを体に覚えさせた。「自分のポイントで球を捉えることと、軸でしっかり回転して打つことを意識し、時間をかけて取り組めた」。河野2軍打撃コーチは「順応力、吸収力が高く、やればやるだけ伸びる。昨年と比べれば別人のような打撃」と評価する。
 1軍でのキャンプインから一転、育成試合から出直すシーズンとなったが、「あの期間があったからこそ今の打撃がある」とプラスに転化しようとする。「去年は経験を積ませてもらう意味もあったと思うが、今年は結果を出さないと1軍に上がれない。だからこそ、より一層1軍に行きたい気持ちが強い」。21日に20歳の誕生日を迎える若武者は、地力をつけて来るべきチャンスに備えている。(浦響子)


2017年07月08日土曜日


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